2024.11.02
hanhart
ジン・デポ 神戸三宮店
コレはキター‼︎
コレはキター‼︎
なかなか、ここまでテンションがあがったモデルとの出会いは、そう多く無い‼︎
知る人ぞ知る……
そして、これから……。
ハンハルト
ドイツ時計
プリヴェンダーシリーズの最新作
PIONEER Preventor HD12
が入荷しました。
実は最初、日本に入荷する予定がなかったモデルだったのですが、
デザインと作り込み、内容を知って
このモデルは代理店さんに無理を言って日本に入れていただきました。
現在、海外でも売り切れで入手が難しいモデルになっています。
海外のYouTubeでも多くの時計ファンが良く取り上げられているところです。
このプリヴェンダーHD12は、
ケースサイズは39ミリ 厚みは10.5ミリ。
ラグからラグまで(縦)のサイズは46ミリ。
重さは、
金属ベルトのモデルが 約152.6グラム。
革ベルトのモデルが 約80.4グラム。
と非常に腕のりも良く、長く使いやすいサイズとして作られています。
最近では、ありそうでない
4と5と6の字体も独特なデザインで太くて見やすい
オールアラビア数字。
ロゴも昔懐かしの筆記体で良い雰囲気を表現しています。
そして、おすすめのポイントでもある、
デイトなしで作られた非常にシンプルなデザインとなっています。
意外とこのような引き算のデザインは、ありそうでないと思います。
リュウズも大きく、ねじ込みで
しかもリュウズのネジも太いので丈夫な作りをしていると感じます。
デイトもないのでリュウズは一段階引っ張っると時刻の操作ができるので
ちゃんと中の機械のカレンダー関係のパーツも取り除いています。
時々、カレンダーが無くても
操作感はカレンダー合わせのパーツ関係がそのままで、操作感も残ったままになっているところもあります。
自動巻きのセリタSW200のムーブメントを搭載。
手巻きの感触も良く、非常に滑らかな操作感を感じます。
クセも少なくされているので、おそらくチューンアップしているであろうと感じます。
防水も15気圧あり、ケースやネジ込みリュウズの仕上げなどからすると
泳いでも大丈夫な作りになっています。
裏蓋もスクリューバックでしっかり分厚く作られており、
あえて裏もシースルーでは無く、もっと難しいハンハルトの立体文字を残しながら
サンドブラスト加工を施していて
裏面を見るとこのモデルのこだわりを感じてしまいます。
なぜか?
ラグの裏側をポリッシュ加工をしているのが
不思議ですが、この疑問に感じるところをこだわってやってしまうのが
ハンハルトの特徴なのではないかと思います。
全体の仕上げを見てみると
ケース側面はヘアライン
裏蓋はサンドブラスト加工
ケースラグの裏は、ポリッシュ
このプリヴェンダーHD12は、ケース仕上げの手のかけ方とこだわりが
一般メーカーからすると考えられないことをやっているように感じます。
今回は今までに使ったことがないと思われる
HD12TMと言われる硬質なコーティングを施した
ステンレスを使っています。
素材にもこだわった実用性を備えたケースになっています。
どの程度、強いかはまだ未知数ですが
数値上だと1000から1200ビッカーズは強いと表現されています。
おそらく、Sinnの技術、テギメント加工のような強いケース仕上げになっているのではないかと予測します。
今まで、綺麗な仕上げや細部まで見えないところまでの仕上げなどが凄いと感じ
個人的に作品のような作りをしていると思っていましたが
今回のモデルからさらに実用性も重視したように思います。
ガラスもプリベンダーシリーズなので、
こだわって
微妙なカーブをかけています。
普通ならフラットのガラスでもわからないようなものを
超玄人受を目指しているのか?
本格的なパイロット時計を目指しているのか?
微妙な角度でも斜めからでも見やすいようにしています。
正直、コスト面を考えたら
フラットなガラスの方が抑えることをできたのに…。
しかも、本当に微妙なドーム型のサファイアガラス
この微妙な方にする方が大変なのでは?
ついつい個人的に
別の見方と考え方は入ってしまって心配してしまいます。
針もパイロット時計らしくコブラ針を使用。
コブラ針の尖り具合と
ローソク針と秒針の
ケースギリギリで曲げたりと攻めた姿勢。
ここまでする必要があるのか⁉︎と思ってしまうくらい
ハンハルトらしいこだわりがこのモデルにも追求していると感じます。
革仕様台座付きのベルトは
上質なカーフ素材で裏地は贅沢にもアルカンターラを使用しており、腕につけた時、
優しい肌触りを追求した最高のベルトになっています。
同じ素材のベルトを搭載した417ES1954のモデルがあります。
417ES1954は、あのキング・オブ・クール(”The King of Cool”)」と呼ばれた
スティーブ・マックイーンさんが愛用していたモデルシリーズと同じタイプのベルトを
今回のPreventor HD12™にも使用されています。
まるで417ES1954のクロノグラフの3針モデルがでたように感じました。
個人的にこのベルトは、かなり良い素材を使っているので
本当は、金属ベルトの価格とそんなに変わらない位の価格のはず…。
おそらく、ハンハルト社と代理店の戦略があると予測します。
メタルベルトや革ベルトは、自分で交換できるように設計されており、
裏のバネ棒を取り外ししやすいように作られています。
金属ベルトの駒はしっかりした作りをしており、
約4ミリの厚みある、そして長さも服の上からつけられるように
少し伸ばせるように設計しています。
このプリヴェンターHD12を置いてじっくり眺めてみましたが
こだわりを改めて認識するような
ドイツ時計の入門機としても良いと言えます。
そしていくら見返しても価格以上の高級な作りに見えてしまう、
かなり完成度の高い、ヤバい腕時計だと思いました。
本国にも人気があり売り切れ状態が続いている状況なので、
当店では当面の間は店頭の商品をサンプルとして見ていただいて
ご予約という形で販売しようと考えています。
日本の在庫も数名分はあるそうなので
今であれば時間はかからないであろうと思うのですが、
正直、これはデザインも作りもドンピシャと言われる方が多いと思います
ので、販売の時は一気に重なる可能性があると思われます。
価格は、
革使用 275000円(税込)
https://miyako-shop.com/products/detail/869
金属使用 297000円(税込)
https://miyako-shop.com/products/detail/868
なお、黒文字盤で金属ベルトのタイプが欲しいなどという
ベルト違いのオーダーも聞けます。
ただし、納期は車のオーダーのように
かなりかかるかと思いますので
時間と心の気分には余裕を持った方が良いと思います。
そして、このモデルにも当店が力を入れている
ベルト作りのプレゼント対象として考えていますので
一緒に思い入れを込めたベルトを作っていこうと考えています。
是非、このモデルをきっかけに
ドイツ時計ハンハルトにも興味を持ってみてほしいと思います。
宜しくお願い致します。
時計のミヤコ ジンデポ 神戸三宮店
貴伝名 学(キデナ マナブ)