この時計に時刻の見易さは求めてはいけない。
この時計は美しさを求めている。
最近、緑の時計が人気がでているが…。
この時計は違う。
人気がでたから作ったのではない。
元々、緑色の時計を作りたいから
作ったのだ。
もう3〜4前になるかもしれない。
元々、このモデルは日本で発売される予定ではなかった。
グリーンを除くシルバー、青、グレー位のモデルのみ発売予定で考えていた。
当時、代理店さんはカタログだけを見せられるだけでこのグリーンはスルーしていた。
いわゆる、売れそうなモデルのみのチョイスであろう。
グリーンという色は冒険だった。
そういった保守的な見方はどうしてもよくありそうな事だ。

しかし、元々自分の物を選ぶ考えは、だいたいが面白いか、カッコいいか、
凄いかだ……。

結論は、テンションが上がり、後にも先にもその時の気分と気持ちが残り、欲しいと思える感覚とそれを手に入れた後にもストーリーが生まれ語れるかなどが大切かだ。
ズバリこれはその気持ちが来た…
「このモデルの良さを知ってもらいたい」と思い、代理店さんの予定にない商品を全て自分が買い取るという理由をつけて無理矢理入れていただいた。
そんなストーリーがあるので
未だにこのモデル見ると当時のことを思い出してしまう。
最近では、微妙に進化したのか
さらに文字盤が綺麗になったような気がする。
本物は、もっと文字盤が光加減で色あいが変わり、うっとりしてしまう。
これこそ、お酒を飲みながら
お店の明かりに反射して色変わる美しい緑の文字盤を眺めながら一杯できるのだ。
きっと美味い酒で
2時間はいけるはず……。
●商品名 ●
laco 862070
税別60000円
時計のミヤコ 三宮1号店
078-333-6773
キデナ